2011/03/12

家族・友人への安否確認

昨日は、日本の家族との連絡が取れず、eメール、スカイプで繰り返し連絡を試みていた。

まずきょうだいの一人の携帯に連絡が取れ、無事であることを確認。ただし、交通機関が全面麻痺のため、職場に取り残されている状態とのこと(いわゆる「帰宅難民」状態)。そのきょうだいも実家の電話、家族の携帯に連絡が取れないとのことだった。

実家の電話に何度かけても「この地域の電話は大変つながりにくくなっています」との自動応答メッセージが続く。そのうち、ニュースで大規模な停電が起こっていると分かり、当面は電話での連絡はあきらめて、時間をおくことにした。

その間、こちらのテレビニュース(ロシアから配信のニュース番組)を見たら、30分番組のうち前半15分は日本の地震に関するニュース。あんな津波の映像、これまで誰も見たことがなかったんじゃなかろうか。車や家が、海水浴の時の浮き輪のように浮いて流されて…。あの中にどれだけの人がいたのか…。おそらく、その衝撃もあって、映像が繰り返し流されていた。ロシアの大統領が日本への支援を送る旨、発表もしていた。

結局、私の実家と連絡が取れたのは日本時間22時過ぎ。停電自体はその2時間前に復旧していたとのこと。最初に連絡が取れたきょうだいは、あいかわらず職場に取り残されていた。

太平洋側に住んでいる友人へもメールし、こちらも生存を確認。

おそらく、被災が報じられていた地域のキルギスの他の隊員、いや全世界の派遣中の隊員も、私と同じような感じだったのではないか。確率論的な言い方で無神経かも知れないが、三千人を超える協力隊がいることを考えると、家族・友人が被災した隊員もいると予想される。国外にいてすぐに駆けつけられないもどかしさと悔しさを感じているはずだ(もちろん、協力隊だけの話ではない。日本国外で暮らしている人はたくさんいるし、日本国内でだって家族・知人と連絡が取れずに不安な気持ちが続いている人はいるのだ)。

被災地域の皆さんへのお見舞いを申し上げると共に、まだ家族・友人へ連絡が取れていない方々が一刻も早く連絡がつながることを祈っている。

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